非上場株式の相続評価はどう変わる?新ルール案のポイント

posted by 2026.10.17

非上場会社の株式は、上場株式のように市場価格がないため、相続や贈与の際には一定の方法で評価額を計算します。

この非上場株式の評価方法について、現在見直しが検討されています。

中小企業のオーナーや後継者にとって影響の大きいテーマなので、現在の評価方法と新ルール案のポイントを整理しておきましょう。

現在の非上場株式の評価方法

現在の非上場株式の評価では、会社の規模や状況に応じて主に次の方法が使われています。

・類似業種比準価額方式
・純資産価額方式
・両方を組み合わせる併用方式

大会社では類似業種比準価額方式、小会社では純資産価額方式が中心となり、中会社では両方を組み合わせて評価します。

新しい評価方法が検討されています

現在、非上場株式の評価方法について、より会社の実態を反映しやすい仕組みへの見直しが検討されています。

議論されている方法の一つが、会社の純資産や利益をもとに株式価値を計算する考え方です。

従来のように会社規模によって評価方法を大きく分ける仕組みから、会社の財務内容をより直接的に反映する評価方法へ見直される可能性があります。

評価額への影響は会社ごとに異なります

評価方法が変わっても、すべての会社の評価額が同じ方向に動くわけではありません。

利益水準、純資産、不動産や有価証券などの保有資産によって、評価額への影響は異なります。

特に、純資産が大きい会社や利益水準が高い会社は、新しい評価方法による影響を確認しておく必要があります。

確認しておきたいポイント

・現在の自社株評価額はいくらか
・会社の純資産や利益がどの程度あるか
・不動産や有価証券など含み益のある資産を保有しているか
・相続や贈与による事業承継を予定しているか
・評価方法が変わったときの影響額

今のうちに自社株の状況を確認しておきましょう

非上場株式の評価は、相続税や贈与税だけでなく、事業承継の計画にも大きく関係します。

制度が正式に変更されてから慌てるのではなく、現在の自社株評価額と会社の財務状況を把握しておくことが重要です。

今後の制度改正の内容を確認しながら、相続や事業承継の時期も含めて検討していきましょう。

この記事は、過去の日刊あさびじの記事をもとに再構成・加筆しています。

元記事:非上場株評価の新ルール案

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